夜の帝王の一途な愛
でも、久しぶりの感触に抵抗出来ない私がいた。
「おやすみ」
なんだ、おやすみのキス?
だよね、でも普通は、頬にするのに・・・
まっいいか、私にしてみればラッキーって感じだから・・・
 彼はぐっすり眠れるようになった、彼が睡眠を取る時間添い寝して、彼が仕事へ出掛けると私は爆睡した。
 ある日の彼の帰宅時間に、私は起きられなかった。
私の寝室へ入ってきた彼は、私の寝顔を見て何を思ったのか私にキスをした。
それに気づかないほど、寝入っていた。
 彼の仕事は順調で売り上げが伸びていた。
そして添い寝が必要無くなった。
「あゆみ、もう大丈夫だから、今までありがとうね」
「いいえ」
「何が何処にあるかわかるようになった、
今まで、覚えていられなかったけど・・・」
「よかったですね」
この時、私の役目は終わったと思った。
もう、私いなくても大丈夫・・・
 そんな私に追い打ちをかけるような事が起きた。
急にお腹が痛くなり、出血していたので、産婦人科へ向かった。
流産だった。
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