夜の帝王の一途な愛
第六章 突然の別れ
あれから、お互い重要な部分には触れず、平穏な毎日が流れた。
そんな二人の関係に変化が現れたのは、それから暫くしてからの事だった。
彼が仕事から戻り、いつもはすぐシャワーを浴びるのだが、この日は「ただいま」と言って私の手を引き寄せ抱きしめた。
「シャワー浴びてくる」
心臓が飛び出すかと思うくらいにドキドキした。
シャワー室から出てくると、また私の手を引き寄せ抱きしめた。
「麻生さん、食事の用意をしますね」
と、離れようとすると、彼は私の頬を両手で挟み、彼の唇で私の唇を塞いだ。
蕩けるような甘いキス、私は思わず両手で彼を抱きしめた。
大好き、大好き、大好きって何回も心の中で繰り返した。
涙が溢れて、止まらなかった。
「あゆみ、ずっと俺の側にいてほしい、必要なだけじゃなく、愛している・・・」
手術後の彼とこの時初めて結ばれた
第六章 突然の別れ
毎日、愛していると耳元で囁かれ、抱きしめてくれる、彼の私に対する愛情に疑う余地はなかった。
そんな二人の関係に変化が現れたのは、それから暫くしてからの事だった。
彼が仕事から戻り、いつもはすぐシャワーを浴びるのだが、この日は「ただいま」と言って私の手を引き寄せ抱きしめた。
「シャワー浴びてくる」
心臓が飛び出すかと思うくらいにドキドキした。
シャワー室から出てくると、また私の手を引き寄せ抱きしめた。
「麻生さん、食事の用意をしますね」
と、離れようとすると、彼は私の頬を両手で挟み、彼の唇で私の唇を塞いだ。
蕩けるような甘いキス、私は思わず両手で彼を抱きしめた。
大好き、大好き、大好きって何回も心の中で繰り返した。
涙が溢れて、止まらなかった。
「あゆみ、ずっと俺の側にいてほしい、必要なだけじゃなく、愛している・・・」
手術後の彼とこの時初めて結ばれた
第六章 突然の別れ
毎日、愛していると耳元で囁かれ、抱きしめてくれる、彼の私に対する愛情に疑う余地はなかった。