【更新】雇われ妻ですが冷徹騎士団長から無自覚に溺愛されています
不意打ちを食らい、ランドルフは固まっている。そんな彼の肩を「えいっ」と力任せに押し、リーゼはベッドに転がったランドルフの腰によいしょと跨った。
「わ、私が言いたかったのは、もう、私の怪我はすっかり治ってるっていうことですっ!」
呆気に取られている様子のランドルフに勢いで言い放つ。半ばヤケだが、強引に迫らないとリーゼの思いは伝わらない気がした。
同意も取らず、リーゼはランドルフのシャツのボタンをおぼつかない手つきで外していく。
最後のボタンを外すと、鍛え上げられた肉体が現れ出る。リーゼは緊張で震える指を、彼の盛り上がった大胸筋に這わした。
「リーゼ……」
目元を朱に染めたランドルフが熱い吐息をこぼしながらリーゼの名を呼んだ。返事の代わりに、リーゼはもう一度彼の唇に口付けた。
「俺が、触れてもいいのか……?」
「触れてほしいです、たくさん……」
視線が絡まり合い、引き寄せられるように唇が重なった。
まるで全身が心臓になってしまったかのような激しい鼓動を感じながら、リーゼは与えられる口付けに酔いしれていた。
「わ、私が言いたかったのは、もう、私の怪我はすっかり治ってるっていうことですっ!」
呆気に取られている様子のランドルフに勢いで言い放つ。半ばヤケだが、強引に迫らないとリーゼの思いは伝わらない気がした。
同意も取らず、リーゼはランドルフのシャツのボタンをおぼつかない手つきで外していく。
最後のボタンを外すと、鍛え上げられた肉体が現れ出る。リーゼは緊張で震える指を、彼の盛り上がった大胸筋に這わした。
「リーゼ……」
目元を朱に染めたランドルフが熱い吐息をこぼしながらリーゼの名を呼んだ。返事の代わりに、リーゼはもう一度彼の唇に口付けた。
「俺が、触れてもいいのか……?」
「触れてほしいです、たくさん……」
視線が絡まり合い、引き寄せられるように唇が重なった。
まるで全身が心臓になってしまったかのような激しい鼓動を感じながら、リーゼは与えられる口付けに酔いしれていた。