無自覚姫は今日も美形集団を纏わせる
運命・・・?
「向埜鳥」
突然先生に呼び止められ、振り返ると数学担任の男の先生がいた。
「あ、先生。どうされました?」
いつもの営業スマイルで首をかしげる私、向埜鳥 真空(こうのとり しんく)、昂月学園(こうげつがくえん)中等部3年。
「実はこの書類を動画制作部に届けなきゃいけなくてな。
期限は明日なんだが、先生は今から会議があって・・・」
あぁ、なんとなくわかった。
「たしか先生、明日出張でいませんでしたよね?
私でよかったら届けますよ」
「えっ・・・いいのか?」
えっ・・・頼もうとしてたんじゃないの?
「先生はいつも私たちのために頑張ってくれていますからね、こんなことでよければ手伝わせてください」
「向埜鳥はいい人だなぁ。
じゃあ、悪いけど頼んでいいか?」
「はい、お疲れ様です。
会議頑張ってください」
今日はもうすぐ部活終わっちゃうし、明日の部活の時間に届けよう。
そう思って書類を受け取り、教室に戻って机の中にしまった。
さ、か~えろ。
突然先生に呼び止められ、振り返ると数学担任の男の先生がいた。
「あ、先生。どうされました?」
いつもの営業スマイルで首をかしげる私、向埜鳥 真空(こうのとり しんく)、昂月学園(こうげつがくえん)中等部3年。
「実はこの書類を動画制作部に届けなきゃいけなくてな。
期限は明日なんだが、先生は今から会議があって・・・」
あぁ、なんとなくわかった。
「たしか先生、明日出張でいませんでしたよね?
私でよかったら届けますよ」
「えっ・・・いいのか?」
えっ・・・頼もうとしてたんじゃないの?
「先生はいつも私たちのために頑張ってくれていますからね、こんなことでよければ手伝わせてください」
「向埜鳥はいい人だなぁ。
じゃあ、悪いけど頼んでいいか?」
「はい、お疲れ様です。
会議頑張ってください」
今日はもうすぐ部活終わっちゃうし、明日の部活の時間に届けよう。
そう思って書類を受け取り、教室に戻って机の中にしまった。
さ、か~えろ。
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