絶対強者の黒御曹司は危険な溺愛をやめられない
服従者だって自覚がなかった頃は、人より少し尽くしたい性格なだけだと思っていた。
でも、テレビなどで第二の性のことを知り、そこから自分で調べたら服従者の傾向があった。
不安になって病院で適性検査を受けた結果、服従者であることがわかった。
それからはずっと病院に通って薬を処方してもらいながら、日々を送っていた。
ケースの中に入っている薬は、抑制剤と呼ばれるもの。
普段は支配者と出会っても大丈夫なように、抑制剤を飲んでいる。
そうすることで服従者としての本能が抑えられるし、危険な目に遭うこともない。
病院の先生からは、危険な支配者の命令で襲われそうになった服従者もいるから、気をつけるようにって言われた。