絶対強者の黒御曹司は危険な溺愛をやめられない
「うっ、くすぐったい……」
「こんなことした羽瑠が悪い」
わざと声を出させるように触れると、唇をギュッと噛んで我慢しようとする。
あーあ、それ逆に煽ってるの気づいてないんだ?
「……羽瑠。声聞かせろって」
「やっ、ぅ……」
「羽瑠の弱いとこ……ぜーんぶ攻めてもいいけど」
弱いところに軽く指をあてると、簡単に身体を震わせる。
声我慢できないのもほんと可愛い。
「ここにも俺のって痕残していーんだ?」
「ぜ、ぜったいダメ……‼︎」
俺の手を止めようとしてるけど、全然力入ってないし。
本人は怒ってるんだろうけど、可愛すぎて逆効果じゃない?
「んじゃ、羽瑠が欲しくなればいい?」
「……へっ」
「続き……したくない?」
「なっ、う……遅刻する、から」