絶対強者の黒御曹司は危険な溺愛をやめられない


「似合う服しかないと思うけど」

「えっ⁉︎」


「羽瑠は自分が可愛いって自覚することね」


羽瑠が着ていく服を悩んでいたから、今から一緒に選ぶことになった。


店内を見渡す羽瑠の目はキラキラしてる。


「うわぁ、どれも可愛い‼︎ こんなにあると迷っちゃうね!」


正直、羽瑠は何を着ても似合いそうだからすぐ決まるかと思うけど。


……がしかし、俺の考えは甘かった。


羽瑠が気に入ったものを何着か試着することになった。


自分では決められないから、俺に決めてほしいってお願いされたのはいいけど。


「これは、どうかな。ちょっと可愛すぎるかな」

「んー……可愛い」


「こ、こっちは?」

「んー……可愛い」


「じゃあ、これとかどうかな」


< 159 / 200 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop