絶対強者の黒御曹司は危険な溺愛をやめられない


「いつものポジティブどこいった? 自分がいちばん可愛いって堂々としてたらいいんじゃねーの」


「そんな無茶な……」


「俺は可愛いと思ったけど」

「えっ?」


「まあ、仮装してんのはお前だけじゃねーし。純粋にイベントとして楽しむことにすれば?」


これは黒光くんなりに励ましてくれてる?


「まあ、お前は確実に注目浴びるだろうけどな。せいぜい頑張れよー」


なんて言って、クラスから出ていった。



――で、イベントの開始を知らせるアナウンスが校内に流れた。


みんな体育館に移動するみたいだから、いったんまぎれて様子見かな。


< 179 / 200 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop