絶対強者の黒御曹司は危険な溺愛をやめられない
この学園を見つけてくれて、転入を勧めてくれた両親にはすごく感謝してる。
わたしの両親は共働き。
お父さんはいま繁忙期みたいで、どうしても来られなかった。
お母さんはなんとか時間を作ってくれて、駅のカフェでお茶をすることに。
最近の体調のことや学園での生活のことを話して、時間はあっという間に過ぎていった。
外泊許可は取ってないから、このまま寮に帰る予定。
今度はお父さんとお母さんが休みの日に家に帰ると約束して、お母さんと別れた。
そういえば、今日のことを俐月くんに話したら、なぜかものすごく心配された。
知らない人についていきそうとか、迷子になりそうとか、誰かに騙されそうとか。