絶対強者の黒御曹司は危険な溺愛をやめられない
それに、わたしの性格を否定しないで受け止めてくれる。
俐月くんのそういうところに、わたしは救われてるのかな。
「あのっ……こうしてると俐月くんも濡れちゃう……」
「そんなの気にしてる余裕あるんだ?」
この穏やかな雰囲気のまま終わるかと思いきや、どうやらそうはいかないようで。
「え……俐月、くん? 何しようとして……」
「見てわかんない?」
見てわかる……けど!
でも、俐月くんがなんの迷いもなくわたしの服を脱がそうとしてるから……!
「俺がやったほうが早いでしょ。なんならこのまま中まで連れてく?」
俐月くんの指先がブラウスのボタンに触れて、上からひとつずつ外されて。
真後ろは壁で、身体を引くこともできない。
俐月くんにされるがまま。