絶対強者の黒御曹司は危険な溺愛をやめられない
「抵抗しないんだ?」
「う、や……っ」
「それとも……このままもっとされたいとか」
冷え切った身体が、一気に熱を持ち始めて……心臓もドクドク激しくうるさい。
「羽瑠は俺の前でこんな無防備でいいんだ?」
指先がわたしの肌に落ちた。
そのままツーッと滑らせながら。
「……これ結構そそられんね」
「あぅ……や、まって」
目線が下に落ちてようやく気づいた。
今日に限ってキャミソール着てなかった……。
ブラウスもはだけたまま。
俐月くんの指先は肌をなぞるのをやめない。
「う、あの……そんな見ないで」
ぜったい今わたし顔真っ赤だ。
こんなの耐えられない……っ。
「それ逆に煽ってんの気づいてないんだ」
「ひぁっ……」