絶対強者の黒御曹司は危険な溺愛をやめられない
「もっとさ……羽瑠がどんな反応するか見たい」
冷たい首筋に、熱を持った俐月くんの唇が触れた。
唇を這わせて、チュッと音を立てて。
「……ん、それダメ……」
「ちゃんとじっとしてろ」
指先まで力が抜けちゃうくらい甘くて熱い。
俐月くんに命令されると、身体が甘さを覚えてるみたいに反応する。
「声我慢すんなよ」
「やっ……」
「俺も容赦しねーから」
首筋を熱い舌がなぞって、身体の熱が簡単にあがる。
こんなに甘いの無理なのに……っ。
指先だって身体に触れて、刺激を止めてくれない。
「あーあ、そんな反応するんだ」
「ぅ……やぁ……」
与えられる快感に耐えられなくて、俐月くんのシャツをつかんだ。
その手は俐月くんによって取られて、指を絡めてギュッとつながれる。
「俺にされるがままになって……ほんとかわいーね」
危険に笑う俐月くんに抗うことなんかできなくて。
「このまま俺にぜんぶされたい?」
誘惑にまけてしまいそうになったのは……俐月くんにはぜったい秘密。