絶対強者の黒御曹司は危険な溺愛をやめられない
甘い命令に理性がぐちゃってなる。
「できないなら、ずーっとこのままな」
こんなの続いたら身体がおかしくなる……っ。
でも、俐月くんはぜったい引いてくれない。
たぶん、わたしの身体が限界を迎えるのが先だから。
「まだ我慢すんの?」
「もう、言うから……」
頭がふわふわしたまま身体をくるっと回した。
まだ熱っぽいのが抜けていない中、俐月くんにストップをかける。
「さっきのは、俐月くんに大切にされてるんだねって飯島くんに言われて、うれしくてちょっと舞いあがっちゃった……だけ、です」
素直に口にするの恥ずかしい……。
頬がポッと熱を持ってるのがわかる。
枕で顔を隠そうとしたら、俐月くんが阻止。
「はぁ……何それ。羽瑠可愛すぎんじゃない?」
「え……っ?」