絶対強者の黒御曹司は危険な溺愛をやめられない


「……んっ?」

目を開けた瞬間、俐月くんの整った顔が目の前に。


しかも、唇にはやわらかい感触。

あれ、これってキス……?


「……なんで驚いてんの?」

「やっ、えっと……」


「羽瑠からねだってきたくせに」

「ね、ねだってなんか……んんっ」


触れただけのキスが、少し深くなった。

甘いキスに溺れるのなんかほんとに一瞬。


「俺いまお前のこと甘やかしたい気分なのわかる?」


「これ以上されたら、おかしくなっちゃう……」


「もっと俺でいっぱいにしてやりたくなる」

「ん……っ」


「俺の前だけでおかしくなればいいよ」


この甘さにはぜったい敵わない。


< 99 / 200 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop