お人好しの悪役令嬢は悪役になりきれない
という訳で、魔物の駆逐はグレンジャー公爵家に一任されたのだが……兄の無双により、もうほとんど残っていない。
そのため、屋敷や街の警備と残党の処理に分かれて行動することになり……私達は討伐隊の後を追う形になった。
そして、現在────私と兄とリエート卿は屋敷の大広間にて、大説教を食らっている。
「お前達の言い分は、よく分かった。だが、もう少し考えて行動しろ。危険にも程がある」
「リエート、友人を巻き込むなんて何を考えているんだ」
「もし万が一のことがあったら、どうするつもりだったの」
「「「はい、すみません」」」
グレンジャー公爵とクライン公爵夫妻の厳しい言葉に、私達はただシュンとした。
一応、自分なりに考えて行動したつもりだが……危ない橋を渡った自覚はある。
魔物の大群に正面から突っ込むなんて、よく考えたら無謀だものね……。
そのため、屋敷や街の警備と残党の処理に分かれて行動することになり……私達は討伐隊の後を追う形になった。
そして、現在────私と兄とリエート卿は屋敷の大広間にて、大説教を食らっている。
「お前達の言い分は、よく分かった。だが、もう少し考えて行動しろ。危険にも程がある」
「リエート、友人を巻き込むなんて何を考えているんだ」
「もし万が一のことがあったら、どうするつもりだったの」
「「「はい、すみません」」」
グレンジャー公爵とクライン公爵夫妻の厳しい言葉に、私達はただシュンとした。
一応、自分なりに考えて行動したつもりだが……危ない橋を渡った自覚はある。
魔物の大群に正面から突っ込むなんて、よく考えたら無謀だものね……。