ケーキだけかと思ったら…私まで中条くんに溺愛されました
「いや、家に行くのは嫌じゃないし。そして実は、春休みもたくさん桜さんに会いたいなって思ってる……」
春休みもたくさん会いたい――?
お菓子をたくさん食べたいって意味かな? きっと、そうだよね……。一瞬、私に会いたいって意味かと思っちゃった。そう言われたい願望もあるから、そう思ってしまったのかも。だけど「春休みも会いたい」って、中条くんの言葉が、すごく温かく感じる。うれしい!
「じゃあ、春休みも作るね!」
はりきってお菓子を作っている自分の未来を想像した。
「桜さん、春休みだけじゃなくて、これからもずっと……」
「えっ?」
ぐいっと近くによってきて、手をぎゅっと握られた。手を握られた瞬間、心が、飛んだ。空気いっぱいなボールが、今度はポンと跳ねたあと、空高く飛んだようだった。
「これからも、ずっと僕のためにお菓子を作ってほしい。桜さんのお菓子だけ美味しく感じるんだ」
――何?
春休みの話をしていたのに、これからもずっとって言葉が、中条くんの中から出てきた。私のお菓子だけ美味しく感じるってのは言い過ぎかな?って思うけれども、気持ちが高まる。
春休みもたくさん会いたい――?
お菓子をたくさん食べたいって意味かな? きっと、そうだよね……。一瞬、私に会いたいって意味かと思っちゃった。そう言われたい願望もあるから、そう思ってしまったのかも。だけど「春休みも会いたい」って、中条くんの言葉が、すごく温かく感じる。うれしい!
「じゃあ、春休みも作るね!」
はりきってお菓子を作っている自分の未来を想像した。
「桜さん、春休みだけじゃなくて、これからもずっと……」
「えっ?」
ぐいっと近くによってきて、手をぎゅっと握られた。手を握られた瞬間、心が、飛んだ。空気いっぱいなボールが、今度はポンと跳ねたあと、空高く飛んだようだった。
「これからも、ずっと僕のためにお菓子を作ってほしい。桜さんのお菓子だけ美味しく感じるんだ」
――何?
春休みの話をしていたのに、これからもずっとって言葉が、中条くんの中から出てきた。私のお菓子だけ美味しく感じるってのは言い過ぎかな?って思うけれども、気持ちが高まる。