ケーキだけかと思ったら…私まで中条くんに溺愛されました
 毎日違うお菓子を考えて、作ってくれて――。
 お菓子を食べている時、いつもすごいキラキラしながら見つめてきて――。
 いつも僕の体調を気にしてくれて――。

 もっともっとたくさん、桜さんの好きなところがある。
 指をひとつひとつ折りながら数えていっても、指の数が足りないくらいに。

 もう桜さんの全部が……。

 いつの間にか、桜さんの全てを愛おしく感じていた。

 桜さんにさけられた時は、心がいっぱい苦しかった。
 隣に桜さんがいなくて、心がいっぱいさみしかった――。

 これからも桜さんの隣にいたい。
 隣にいてほしい――。

 桜さんに、僕の想いを伝えよう――――。
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