ケーキだけかと思ったら…私まで中条くんに溺愛されました
6*私の想い
私は今、中条くんに告白された?
私じゃなくて、お菓子が好きって言ったのかな?
「私のことが、好き――?」
おもわず聞き返してしまう。
「そう、桜さんのことが好き」
「な、なんで? 私が作ったお菓子ではなくて?」
中条くんはうなずいた。
信じられない……本当に信じられないよ――。
「桜さんが作ってくれたお菓子も好きだよ。食べると、本当に、本当に幸せな気持ちになれるんだ。甘くて美味しくて……そして僕が食べてる時に、じっと見てくる桜さんも、可愛くて好き」
中条くんは、はにかみながら微笑んで、私をじっと見た。
くもり空で、室内は薄暗かったけれど、今、窓から日差しが差し込んできた。
光がちょうどふたりを包み込む。
ちょっと前までの私は、私以外の人が作ったお菓子にも中条くんは「美味しい」って言っちゃうの?とか、私にウソついてたの?とか……ひとりで色々考えて、もやもやした気持ちでいたよね?
だけど今は、告白されて――。
しかも私が作った甘いお菓子だけ、甘くて美味しく感じてくれるって。
――中条くんにとっての私は、特別ってこと?
じわじわ、うれしさが込み上げてくる。
同時に涙も込み上げてきた。
中条くんの涙を拭こうと思っていたハンカチで自分の涙を拭った。
「桜さん、大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ。びっくりしちゃって……」
どうしよう、中条くん。今すぐ私も、気持ちを伝えたいよ――――。
私じゃなくて、お菓子が好きって言ったのかな?
「私のことが、好き――?」
おもわず聞き返してしまう。
「そう、桜さんのことが好き」
「な、なんで? 私が作ったお菓子ではなくて?」
中条くんはうなずいた。
信じられない……本当に信じられないよ――。
「桜さんが作ってくれたお菓子も好きだよ。食べると、本当に、本当に幸せな気持ちになれるんだ。甘くて美味しくて……そして僕が食べてる時に、じっと見てくる桜さんも、可愛くて好き」
中条くんは、はにかみながら微笑んで、私をじっと見た。
くもり空で、室内は薄暗かったけれど、今、窓から日差しが差し込んできた。
光がちょうどふたりを包み込む。
ちょっと前までの私は、私以外の人が作ったお菓子にも中条くんは「美味しい」って言っちゃうの?とか、私にウソついてたの?とか……ひとりで色々考えて、もやもやした気持ちでいたよね?
だけど今は、告白されて――。
しかも私が作った甘いお菓子だけ、甘くて美味しく感じてくれるって。
――中条くんにとっての私は、特別ってこと?
じわじわ、うれしさが込み上げてくる。
同時に涙も込み上げてきた。
中条くんの涙を拭こうと思っていたハンカチで自分の涙を拭った。
「桜さん、大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ。びっくりしちゃって……」
どうしよう、中条くん。今すぐ私も、気持ちを伝えたいよ――――。