お姫様が拾われると溺愛が始まるらしい
--ズリッ!!


「え……っ、ひゃあっ!」


足元をあまり見ていなかった私は、なんと足を滑らせてしまい、階段から真っ逆さま。


持っていたノートは手から離れ、ただ落ちていく。


やばいっ……このままじゃ顔から落ちる……!!


恐怖でどうにかなりそうだった時、視界が少しずつ暗く、狭くなって行った。


あ……なんで今なんだろう。


死んじゃう……ごめんなさい。


覚悟を決めて目をギュッと瞑り、そのまま意識を失った。





「ん……」


あれ……?
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