お姫様が拾われると溺愛が始まるらしい
私の反応に何か勘違いをしているのか、にやにやする先生に私は慌てて言った。


「だ、だから付き合っている訳じゃないですっ」


「ふふふっ、まぁ自由に組んでね!!出来るだけ前の方に来てくれたらそれでいいし!」


「はいっ……」


今の流れだけで一日分の体力を使ったような。


疲れた。


付き合っているとか、そんなのじゃないし……でも青柳くんは私のことを。


ボンッと熱くなってしまった。


そのまま戻ったら彰と青柳くんと楠くんにびっくりされた。


もちろん赤すぎる私の顔を見たから。
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