お姫様が拾われると溺愛が始まるらしい
と、軽く考えていた矢先、保健室の扉がノック無しに開いた。


しかもその扉を開けたのは、意外すぎる人物。


「え、界……!?彰!?……って青柳くんもなんで?」


界と彰はさっき話してたけど、青柳くんまで何でいるの!?


びっくりして目が飛び出しちゃいそう。


ノックなしに開くなんて。


「ねぇ、純恋ちゃん。これ純恋ちゃんのノートだよね」


ノートってまさか。


界の手元にあるノートは間違いなく、私の落書きノートだった。


「ひ、ひゃあっ!?か、返して!」


中身みたりしてないよね。


見られたら一環の終わりなんだもん。
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