君を知りたい、これが僕の初恋。

ただ、君と話が出来れば、君の声を聞けてれば、それで良かった。

君と話すこの瞬間が、とにかく幸せだと感じた。

それでも君の話を聞くのは、異性の友達なんて居なかったから、大事にしたかった。

距離が近いときなんて、異性の友達がほかに居ないからなのか、君にドキドキした。

「ちょっと距離……」

「あー、ごめん、近かったね 」

そう言って長い髪を耳にかけた仕草は、見とれてしまった。

その横顔を間近で見た時に、この人は心だけじゃなく、顔も仕草も素敵なんだと知った。
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