くの一反省帖2〜カステラが待ってる〜
狭霧が無事食事を終えたので早速情報分析から始める。

「火付けは誰の仕業か解らんばってんが殺しに関しては黒崎組ってのが絡んどぉらしいよ」

一言喋ったらお茶をズズズズッ

「え〜い茶ぐらい静かに飲まんかっ!」

十兵衛は狭霧のやる事成す事気にいらない。

「例の隠れなんとか教ですが…地理不案内の私達では山の中としか解りませんでした。お役に立てず申し訳ありません」

と、白雪は頭を下げる。

「まぁバテレンは、さて置き…まずは黒崎組からだな」

十兵衛…方針決定です。
< 106 / 243 >

この作品をシェア

pagetop