くの一反省帖2〜カステラが待ってる〜
白雪が長い台詞を喋り終えたら

「よぉ解っとぉやん白雪…任しとき!」

とご機嫌な朧がふんぞり返る。

一方の狭霧は…

「何気にあたしが役立たずっぽく聞こえるっちゃけど…」

不満顔の狭霧に対して

「狭霧殿には重大な任務がございます」

平尾の言う"重大な任務"にニヤリと口元を弛めた狭霧は

「何、何…重大な任務って?」

狭霧に急かされた平尾はゼンリンの住宅地図を広げ

「さぁバテレンの居場所を教えていただこう」

と詰め寄った。

「なんだ…単なる道案内か…重大な任務ってもったいぶって…って…どこだっけ?」

どうやら覚えていないらしい

「狭霧殿…二回も行ってヤツらの隠れ家覚えておらんのですか?」

ムチャ言うなよ…基本的には落ちこぼれなんやから…
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