くの一反省帖2〜カステラが待ってる〜
「ところでお主ら…奇怪な格好をしておるが…何をしに長崎へ?」

老人の問いかけに困った顔の白雪

「一宿一飯の恩に応えても罰は当たらんやろ」

狭霧はメシで簡単に釣れる。

「別にこの人達に話したって問題無くない?要は敵に知れなきゃ大丈夫」

朧は、この隠れキリシタン連中を事件と無関係と考えているみたいだ。

「そうだね…見知らぬ土地で行動するのに味方は必要ね」

白雪も納得して今後の行動に役立つ情報を得る為長崎に来た理由を述べた。
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