長かった初恋


部活が終わり、琴音と、珍しく元子と帰っていた。


あたしはその時、怪我で足を痛め走るどころか、歩く事さえも苦痛だった。


途中までは、みんなで帰っていた。

『オイって!!河嶋!!』


『ごめん!』

後ろで紫苑たちの声がした。


なぜか元子が早く歩く

吊られて琴音も

だんだん2人とあたしは遠ざかって行く

《やば。お腹痛い》


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