インハウスローヤーは私を妻にして専務になりたいだけ ~なのに待っていたのは溺愛でした~
「こうするんだよ」

凱晴は渚紗の手を自分の昂ぶりに誘導した。
初めて触る、その大きさと硬さに、渚紗の胸はドクドクと大きく鳴る。

「ほら、ちゃんとして? 欲しいんだろ?」

そのまま自身の下着をはぎ取った凱晴は、熱を持ったそれを渚紗の目の前にちらつかせる。

「口開いて、ほら」

言われるがまま口を開くと、そこに大きなものがあてがわれた。

「んん……っ!」

突然、喉を貫くように突き刺されたそれに、渚紗の喉は拒否反応を起こした。生理的な涙が溢れ、鼓動はドクドクと厭な音を打つ。それでも何度も奥まで押し込まれ、胸の中まで気持ち悪さが支配し始めた頃、渚紗は乱暴にベッドに転がされた。

「きゃ……っ!」
「いつまでかわい子ぶってんだよ」

涙目の渚紗に、口角を上げた凱晴が覆いかぶさる。

「なあ、乞えよ。俺にどうして欲しいのか」
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