インハウスローヤーは私を妻にして専務になりたいだけ ~なのに待っていたのは溺愛でした~
ステンドグラスやイングランドの写真の飾られた館内を堪能した後、義貴さんの予約していてくれたアフタヌーンティーへやってきた。
高級感漂うカフェだが、その先に見えたイングリッシュガーデンに懐かしさと親近感が湧く。
やがて、給仕さんが紅茶とスリーティアスタンドを運んでくる。二段目に乗った可愛らしいスコーンに、イギリスらしいクロテッドクリームとジャムがついていて、私はさらに嬉しくなった。
「ふふ、楓さん、目がキラキラしてる」
「すみません、つい」
「いや、とっても可愛いよ」
さらっと言われ、ドキドキしてしまう。
「あの、懐かしいなと思ったんです。私、イギリスにいた時はスコーン大好きでした。こうやって、クロテッドクリームとジャムが乗ってるのって、日本じゃあまり見ないから」
恥ずかしいのを隠そうと口を開いたのに、隣で義貴さんが優しく微笑んでいるのが、余計に恥ずかしくなった。
「私は、こうやってたっぷりジャムをつけて食べるのが好きなんです!」
思わずスコーンを手に取り、さっそくクロテッドクリームとジャムをたっぷりと乗せる。すると、義貴さんが肩を揺らして笑い始める。
「……すみません、つい」
「いや、いいよ。私も好きだから」
高級感漂うカフェだが、その先に見えたイングリッシュガーデンに懐かしさと親近感が湧く。
やがて、給仕さんが紅茶とスリーティアスタンドを運んでくる。二段目に乗った可愛らしいスコーンに、イギリスらしいクロテッドクリームとジャムがついていて、私はさらに嬉しくなった。
「ふふ、楓さん、目がキラキラしてる」
「すみません、つい」
「いや、とっても可愛いよ」
さらっと言われ、ドキドキしてしまう。
「あの、懐かしいなと思ったんです。私、イギリスにいた時はスコーン大好きでした。こうやって、クロテッドクリームとジャムが乗ってるのって、日本じゃあまり見ないから」
恥ずかしいのを隠そうと口を開いたのに、隣で義貴さんが優しく微笑んでいるのが、余計に恥ずかしくなった。
「私は、こうやってたっぷりジャムをつけて食べるのが好きなんです!」
思わずスコーンを手に取り、さっそくクロテッドクリームとジャムをたっぷりと乗せる。すると、義貴さんが肩を揺らして笑い始める。
「……すみません、つい」
「いや、いいよ。私も好きだから」