インハウスローヤーは私を妻にして専務になりたいだけ ~なのに待っていたのは溺愛でした~
優しい笑みで紡がれた『好き』の言葉に、勝手に胸が反応した。
「す、スコーンのことですよね!?」
「いや?」
「えっ!?」
ドキドキ、ドクドク……。
じっと見つめられ、頬がじわじわと火照ってくる。
「甘いもの、好きなんだ」
義貴さんはそう言うと、マカロン・パリジャンを手に取った。
あ、なんだそっちか……。
勝手に勘違いしたことに恥ずかしくなり、余計に顔が火を噴くように熱い。真っ赤であろう頬を隠すように両手で覆うと、義貴さんはふふっと柔らかく笑った。
「意外だった?」
「え、まあ、はい……」
「素直でよろしい」
義貴さんはまたふふっと笑いながら、紅茶のカップを口に運ぶ。銀色の眼鏡の奥にある、優しい笑み。優雅さを感じるのに、温かみもある。そんな彼の顔に、私は見惚れてしまった。
この人と、永遠に一緒なんて。
私、すごく幸せだ――。
そう思ってしまうほど、私は彼に恋をしていた。
「す、スコーンのことですよね!?」
「いや?」
「えっ!?」
ドキドキ、ドクドク……。
じっと見つめられ、頬がじわじわと火照ってくる。
「甘いもの、好きなんだ」
義貴さんはそう言うと、マカロン・パリジャンを手に取った。
あ、なんだそっちか……。
勝手に勘違いしたことに恥ずかしくなり、余計に顔が火を噴くように熱い。真っ赤であろう頬を隠すように両手で覆うと、義貴さんはふふっと柔らかく笑った。
「意外だった?」
「え、まあ、はい……」
「素直でよろしい」
義貴さんはまたふふっと笑いながら、紅茶のカップを口に運ぶ。銀色の眼鏡の奥にある、優しい笑み。優雅さを感じるのに、温かみもある。そんな彼の顔に、私は見惚れてしまった。
この人と、永遠に一緒なんて。
私、すごく幸せだ――。
そう思ってしまうほど、私は彼に恋をしていた。