あなたに夢中
Cosmo7のメンバーが公にしているのは名前と年齢のみで、本名も家族構成も学歴もすべて非公開。そのミステリアスさが人気に拍車をかけていると言っても過言ではない。
ずっと応援してきたNAOKIが渡辺君の弟だった事実に驚きながら、ふたりの姿を交互に見つめた。
渡辺君とNAOKIの背丈はほぼ同じ。シャープな目もとも形のいい唇も、まとっている優しい雰囲気もよく似ている。
「佳乃さん。握手してもらったらどうですか?」
イケメン兄弟のツーショットに見惚れること数秒。渡辺君の声を聞いてハッと我に返る。
この機会を逃したら、次はいつNAOKIと会えるかわからない。
「お、お願いします」
「はい。喜んで」
躊躇いがちに手を差し出すと、百点満点のアイドルスマイルを浮かべたNAOKIが握手をしてくれる。
嫌な顔をせずにファンサービスを怠らないNAOKIに、胸キュンが止まらない。
「それからサインもお願いしていいですか?」
「了解っす」
ライブ中、ずっと握りしめていたうちわにNAOKIが慣れた手つきでサインをする。
家に帰ったら早速ラックに飾ろうと決めて、サインしてくれたうちわを大事に胸に抱えた。
ずっと応援してきたNAOKIが渡辺君の弟だった事実に驚きながら、ふたりの姿を交互に見つめた。
渡辺君とNAOKIの背丈はほぼ同じ。シャープな目もとも形のいい唇も、まとっている優しい雰囲気もよく似ている。
「佳乃さん。握手してもらったらどうですか?」
イケメン兄弟のツーショットに見惚れること数秒。渡辺君の声を聞いてハッと我に返る。
この機会を逃したら、次はいつNAOKIと会えるかわからない。
「お、お願いします」
「はい。喜んで」
躊躇いがちに手を差し出すと、百点満点のアイドルスマイルを浮かべたNAOKIが握手をしてくれる。
嫌な顔をせずにファンサービスを怠らないNAOKIに、胸キュンが止まらない。
「それからサインもお願いしていいですか?」
「了解っす」
ライブ中、ずっと握りしめていたうちわにNAOKIが慣れた手つきでサインをする。
家に帰ったら早速ラックに飾ろうと決めて、サインしてくれたうちわを大事に胸に抱えた。