イヴの鳥籠~エリート貴公子の甘い執着愛

1. 最低で最良の日

「愛してるよアンゼリカ。もう二度とこの手を離したりしないからね」

そう言って私の手を恭しく持ち上げた。

そして手のひらにそっと口づけを落とされると、触れられた場所は途端に熱を持ち私の体は甘く震えた。

(もう、逃げられない…)


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