イヴの鳥籠~エリート貴公子の甘い執着愛
それから数日経って体力が回復した私は、あの日テオドールさんから言いつけられた仕事、テオドールさんのお部屋の本を1日1冊ずつ借りて読み進めている。
大きな本棚とたくさんの本にどれを借りたらよいか迷ってしまうため、私は一番左の棚の、手に届きやすい真ん中の段から順番に借りていくことにした。
あれからそろそろ2週間、既に10冊以上の本を読んでいる。
「さて、今日はどの本にしようかなぁ…」
ようやく最初の段の本を読み終わって、今日から2段目に入る。
いつもならその順番通りに借りていくのだけれど、私はふと気になる背表紙を見つけた。
深い青色に、金の装飾。
かなり読みこまれているのか、少し装丁が破れたりしている部分があった。
一体なんの本だろう?
私は気になって手に取って表紙を見た。
『ラピスラズリ・テイル』
本の表紙には、金の文字でそう書かれていた。
大きな本棚とたくさんの本にどれを借りたらよいか迷ってしまうため、私は一番左の棚の、手に届きやすい真ん中の段から順番に借りていくことにした。
あれからそろそろ2週間、既に10冊以上の本を読んでいる。
「さて、今日はどの本にしようかなぁ…」
ようやく最初の段の本を読み終わって、今日から2段目に入る。
いつもならその順番通りに借りていくのだけれど、私はふと気になる背表紙を見つけた。
深い青色に、金の装飾。
かなり読みこまれているのか、少し装丁が破れたりしている部分があった。
一体なんの本だろう?
私は気になって手に取って表紙を見た。
『ラピスラズリ・テイル』
本の表紙には、金の文字でそう書かれていた。