まるっとおまけな人生だから、今度は好きに生きていいよねっ
「いやいや、これはお詫びなのです。神様のお詫びなのだから、この程度ですませるわけにはいかんのです。健康な身体に、状態異常に対する耐性もつけましょう。あっちの王族多かれ少なかれ耐性持っていますから。あ、あと運動神経も大事ですねっ」
「そんなにいらないですよ……? 王族とかめんどそうだし……」

 だが、神様は止まらない。
 愛らしい容姿やら、末っ子を可愛がる兄姉だとかとんでもないことまで言い始めた。そして、カリカリとノートのようなものにメモを書き続けている。

「ふぅ、こんなものですかね」

 こんなものと言われても、途中から聞くのをやめてしまった。あまりにもサービス過剰で怖い。

「では、二度目の人生行ってらっしゃいませー!」
「え、もう?」

 終わったら改めて相談しようと、終わるのを待っていたのに。
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