まるっとおまけな人生だから、今度は好きに生きていいよねっ
第四章 実りの秋に、楽しいお祭りだったはずなのに
テティウスが迷宮に飛ばされて、無事に帰還した数日後。王宮に「流星の追跡者」達が呼び出された。
「陛下、お招きありがとうございます」
最初に頭を下げたのは、パーティーのリーダーであるセリオンではなく、紺のワンピースに身を包んだレナータだった。迷宮にいた時は、首の後ろで一つにくくっていた髪は、今はゆるく巻かれて肩から流されている。
こうしてみると、中性的な顔立ちではあるけれど、女性であるというのがちゃんとわかる。
ネレアは淡い緑色のワンピースだ。軽やかな仕立てのそれは、彼女の繊細な美貌を際立たせている。
一方、セリオンはいかにも借り着といった様子の白いシャツと、茶色の上着の組み合わせ。ズボンは、上着と同じ布で仕立てられたものだ。
ザイオスは、神官の正装。白と金を基調としたそれは、彼の豪快な容姿に威厳のようなものを加えていた。
「陛下、お招きありがとうございます」
最初に頭を下げたのは、パーティーのリーダーであるセリオンではなく、紺のワンピースに身を包んだレナータだった。迷宮にいた時は、首の後ろで一つにくくっていた髪は、今はゆるく巻かれて肩から流されている。
こうしてみると、中性的な顔立ちではあるけれど、女性であるというのがちゃんとわかる。
ネレアは淡い緑色のワンピースだ。軽やかな仕立てのそれは、彼女の繊細な美貌を際立たせている。
一方、セリオンはいかにも借り着といった様子の白いシャツと、茶色の上着の組み合わせ。ズボンは、上着と同じ布で仕立てられたものだ。
ザイオスは、神官の正装。白と金を基調としたそれは、彼の豪快な容姿に威厳のようなものを加えていた。