まるっとおまけな人生だから、今度は好きに生きていいよねっ
「教えてくださる? もちろん、私達には優秀な先生がついてくださっているの。でも、ドワーフの方のお話を聞く機会というのはなかなかなくて……」
ヘスティアとユスティナは、ザイオスにぴったりとくっついて離れない。天井を見上げたザイオスは、二人が矢継ぎ早に繰り出す質問に、一つ一つ丁寧に返し始めた。
その隙にレナータに声をかけたのはアクィラである。
「レナータは、槍の方が剣より強いから槍を使っているのか?」
「私はたまたま剣より槍に適性があったのですよ、殿下」
アクィラは、レナータが槍使いだと聞いて興味津々だった。槍術は、今のところ王家のカリキュラムには入っていないのだ。
(……兄様や姉様達も楽しんでくれているみたいでよかった)
膝の上に乗ってきたナビーシャを撫でながら、テティウスは兄や姉の様子を微笑ましく見つめていた。
ヘスティアとユスティナは、ザイオスにぴったりとくっついて離れない。天井を見上げたザイオスは、二人が矢継ぎ早に繰り出す質問に、一つ一つ丁寧に返し始めた。
その隙にレナータに声をかけたのはアクィラである。
「レナータは、槍の方が剣より強いから槍を使っているのか?」
「私はたまたま剣より槍に適性があったのですよ、殿下」
アクィラは、レナータが槍使いだと聞いて興味津々だった。槍術は、今のところ王家のカリキュラムには入っていないのだ。
(……兄様や姉様達も楽しんでくれているみたいでよかった)
膝の上に乗ってきたナビーシャを撫でながら、テティウスは兄や姉の様子を微笑ましく見つめていた。