まるっとおまけな人生だから、今度は好きに生きていいよねっ
そして、流星の冒険者には褒美を渡すのと同時に、「また城に来て子供達と話をしてほしい」という「お願い」がされたのだった。
* * *
今年の夏は暑さが厳しかった……と言われる夏が終わり、秋があっという間にやってきた。
冒険者パーティー、「流星の追跡者」は一時王都を離れて、別の街での依頼を受けているという。
帰ってきたら土産話をしてくれるというから、テティウスとしてはそれを楽しみに待っているところだ。
そして、シルヴァリウス家にとってはもう一つ、とても大切な行事があった。
「テティウスの誕生会をしなくてはな」
「お友達もできるといいわね」
両親の言葉通り、テティウス五歳の誕生日が近づいてきていた。
魔術の勉強も開始された。今までナビーシャに教わっていたけれど、ちゃんとした先生に教わるのは楽しい。
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今年の夏は暑さが厳しかった……と言われる夏が終わり、秋があっという間にやってきた。
冒険者パーティー、「流星の追跡者」は一時王都を離れて、別の街での依頼を受けているという。
帰ってきたら土産話をしてくれるというから、テティウスとしてはそれを楽しみに待っているところだ。
そして、シルヴァリウス家にとってはもう一つ、とても大切な行事があった。
「テティウスの誕生会をしなくてはな」
「お友達もできるといいわね」
両親の言葉通り、テティウス五歳の誕生日が近づいてきていた。
魔術の勉強も開始された。今までナビーシャに教わっていたけれど、ちゃんとした先生に教わるのは楽しい。