まるっとおまけな人生だから、今度は好きに生きていいよねっ
 だが、あっという間に優人の身体は浮き上がり、そのままひゅーんとどこかに放り出される。

「あれ、やっぱりやりすぎたか……? まあ、いいですね、このぐらい。ミスをカバーするわけですし、帳尻合わせっ」

 なにか、聞いてはいけないことを聞いてしまったようなのだが――。
 だが、神様のところに戻る術なんて持ち合わせているはずもなかった。
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