まるっとおまけな人生だから、今度は好きに生きていいよねっ
招待された子供は三十人程度であるが、そこにその両親がついてくるのは必須だ。圧倒的に両親が揃って来ている者の方が多く、これだけで招待客は百人近くになる。兄や姉と親交のある兄妹がいればさらにそこに追加されるというわけで、招待客の人数は何倍にも膨れ上がっていた。
子供達が自由に触れ合うことができるよう、大人達は少し離れた場所で大人なりに親交を深めているところ。
「こんにちは、殿下」
「遊びましょう?」
テティウスのところには、女の子が集まっていた。女の子達の後ろから、男の子達がこわごわと覗き込んでいる。
「無理だろ」
「ちっちゃくて壊しちゃいそうだよ……」
ひそひそと囁き合っているつもりなのだろうが、子供のひそひそである。全部テティウスの耳にまるっと届いてしまっている。
(ちっちゃく見えるんだろうなー、実際ちっちゃいもんなー)
子供達が自由に触れ合うことができるよう、大人達は少し離れた場所で大人なりに親交を深めているところ。
「こんにちは、殿下」
「遊びましょう?」
テティウスのところには、女の子が集まっていた。女の子達の後ろから、男の子達がこわごわと覗き込んでいる。
「無理だろ」
「ちっちゃくて壊しちゃいそうだよ……」
ひそひそと囁き合っているつもりなのだろうが、子供のひそひそである。全部テティウスの耳にまるっと届いてしまっている。
(ちっちゃく見えるんだろうなー、実際ちっちゃいもんなー)