まるっとおまけな人生だから、今度は好きに生きていいよねっ
先ほどまでずっと女の子に囲まれていたけれど、こんなところにも女の子が一人いる。
ここにいるということは間違いなく招待客の一人なのだろうが、こんなところで何をやっているのだろう。
「ねえ」
「うわあ!」
背後から忍び寄って声をかけたら、彼女はものすごい勢いで飛び上がった。それからふりむいてもう一度飛び上がる。
リボンをカチューシャのように頭に巻いた彼女の、肩まであるふわふわの金髪が勢いよく揺れた。
「王子様!」
「うん、おうじさま」
テティウスの顔を見て、それから両手で口を押さえる。大きな青い目を丸く見開いた彼女は、するすると近寄ってきたかと思ったら、テティウスの耳元でささやいた。
「おうじさま、かくれてるの?」
「うん」
「一緒ね。私、イヴェリア・スピラーと申します」
ひそひそ声ながらも、しっかりと挨拶してくれる。
ここにいるということは間違いなく招待客の一人なのだろうが、こんなところで何をやっているのだろう。
「ねえ」
「うわあ!」
背後から忍び寄って声をかけたら、彼女はものすごい勢いで飛び上がった。それからふりむいてもう一度飛び上がる。
リボンをカチューシャのように頭に巻いた彼女の、肩まであるふわふわの金髪が勢いよく揺れた。
「王子様!」
「うん、おうじさま」
テティウスの顔を見て、それから両手で口を押さえる。大きな青い目を丸く見開いた彼女は、するすると近寄ってきたかと思ったら、テティウスの耳元でささやいた。
「おうじさま、かくれてるの?」
「うん」
「一緒ね。私、イヴェリア・スピラーと申します」
ひそひそ声ながらも、しっかりと挨拶してくれる。