まるっとおまけな人生だから、今度は好きに生きていいよねっ
昨晩、今年一番の大雪が降ったのである。珍しく、ナビーシャはテティウスの側にいなかった。廊下の窓から、テティウスの様子を見守っている。
(ナビ子さんも来ればよかったのに。楽しいよ)
『やーよ。雪は冷たいし濡れるし。だいたいここだって寒いんですからね、外になんていくものですか!』
それが楽しいのに。
とはいえ、猫は濡れるのを嫌う個体が多いらしいから、翼猫と同じ形をしているナビーシャもそうなのかもしれない。
『アタシは猫じゃないんだけどっ』
心の声が、つつぬけになっているというのもなんだか微妙である。寒いところに出たくないなんて、やっぱり猫っぽい。
それはともかくとして雪である。雪。
テティウスの前世である優人は雪が大量に降る地方に住んでいたわけではなかったから、こんなにたくさんの雪を見るのはめったにないことだった。
(ナビ子さんも来ればよかったのに。楽しいよ)
『やーよ。雪は冷たいし濡れるし。だいたいここだって寒いんですからね、外になんていくものですか!』
それが楽しいのに。
とはいえ、猫は濡れるのを嫌う個体が多いらしいから、翼猫と同じ形をしているナビーシャもそうなのかもしれない。
『アタシは猫じゃないんだけどっ』
心の声が、つつぬけになっているというのもなんだか微妙である。寒いところに出たくないなんて、やっぱり猫っぽい。
それはともかくとして雪である。雪。
テティウスの前世である優人は雪が大量に降る地方に住んでいたわけではなかったから、こんなにたくさんの雪を見るのはめったにないことだった。