まるっとおまけな人生だから、今度は好きに生きていいよねっ
テティウスの腰のあたりまで埋まってしまいそうだ。白くてふわふわとした雪。
交通網の麻痺なんて考えなくていいからこそ、雪が降っただけでうきうきそわそわしてしまう。
(食べたらおいしそう……)
『雪には空中のゴミがいっぱいついてるから、綺麗に見えてもやめておいた方がいいわよ』
(おいしそうって思っただけだって!)
実際に食べようと思ってはいない――いや、ちょっとは思った。カキ氷用のシロップなら、厨房にお願いすればいくらでも手に入る。
それはともかくとして、外に出てきたら、やることは一つである。雪玉を手に取り、ころころと転がしてみる。
周りの雪を巻き込みながらどんどん大きくなっていった雪玉は、すぐに転がすのが難しいほどに成長した。
「よいしょ、よいしょ」
力を入れて押す。同じ方向にばかり転がさず、まんべんなく雪を巻きつけて大きくなるように。
「……できた」
交通網の麻痺なんて考えなくていいからこそ、雪が降っただけでうきうきそわそわしてしまう。
(食べたらおいしそう……)
『雪には空中のゴミがいっぱいついてるから、綺麗に見えてもやめておいた方がいいわよ』
(おいしそうって思っただけだって!)
実際に食べようと思ってはいない――いや、ちょっとは思った。カキ氷用のシロップなら、厨房にお願いすればいくらでも手に入る。
それはともかくとして、外に出てきたら、やることは一つである。雪玉を手に取り、ころころと転がしてみる。
周りの雪を巻き込みながらどんどん大きくなっていった雪玉は、すぐに転がすのが難しいほどに成長した。
「よいしょ、よいしょ」
力を入れて押す。同じ方向にばかり転がさず、まんべんなく雪を巻きつけて大きくなるように。
「……できた」