まるっとおまけな人生だから、今度は好きに生きていいよねっ
 皆に見守られて、好きなことをやれる人生。前世、早く死んでしまったのは不幸だったけれど、今、ここにこうしていられるのは幸せだ。

「とうさま、ぼく、これできるようになった」

 テティウスが手を振れば、ひらりひらりと水でできた蝶が舞う。一匹、二匹、三匹。

「きれーい!」
「アタシが初めて見せた魔術ね!」

 ナビーシャが尾を振った。水の蝶の上に虹がかかる。

「テティも、このくらいできるようにならないとね」

 得意そうなナビーシャの声に、子供達の歓声が重なった。
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