まるっとおまけな人生だから、今度は好きに生きていいよねっ
革靴にかけられた細い前足。スーツのズボンにこすりつけられた小さな頭を思い出す。
「……おいで」
しゃがみ込み、手のひらを上にして差し出してみた。
動物には優しくしなければいけないというのを知っている。テティウスが手を差し出すと、猫は用心ぶかくこちらに近づいてきた。
(こんなところに、翼猫かぁ……)
よく見たら、ただの猫ではなく、背中に翼がついた翼猫だった。
翼猫は魔物の一種なのだが、賢くて人懐っこい。貴族の中にはペットとして翼猫を飼育している者もいるのだとか。
優秀な翼猫ともなると、主を守る護衛の役を果たすこともあるらしい。それはもちろん、翼猫とどこまでの信頼関係を築いているかによって決まるわけではあるが。
(テイムっていうのもカッコイイよなー)
「……おいで」
しゃがみ込み、手のひらを上にして差し出してみた。
動物には優しくしなければいけないというのを知っている。テティウスが手を差し出すと、猫は用心ぶかくこちらに近づいてきた。
(こんなところに、翼猫かぁ……)
よく見たら、ただの猫ではなく、背中に翼がついた翼猫だった。
翼猫は魔物の一種なのだが、賢くて人懐っこい。貴族の中にはペットとして翼猫を飼育している者もいるのだとか。
優秀な翼猫ともなると、主を守る護衛の役を果たすこともあるらしい。それはもちろん、翼猫とどこまでの信頼関係を築いているかによって決まるわけではあるが。
(テイムっていうのもカッコイイよなー)