まるっとおまけな人生だから、今度は好きに生きていいよねっ
第二章 契約獣のナビ子さん
夕食後、王家の居間には家族全員集まっていた。
「それで、テティ。その翼猫はどうしたのかな?」
父が、困ったような顔でテティウスを見ている。テティウスの膝の上には、ナビーシャが丸くなっていた。長い尾をゆらゆらと揺らしている。
「とうさま、ぼく、テイムしたの」
「テイムしたって……テティウス、普通はそう簡単にできるものではないんだよ」
「だって、できたもん」
テティウスは膨れた。
本で読んだテイムとは違うが、ナビーシャとは確実に絆ができている。契約できているのに違いない。
「猫ちゃぁん……」
「可愛いぃぃ……」
ヘスティアとユスティナは、二人並んでナビーシャを見つめていた。じっと見つめ、手を伸ばし、そしてその手をひっこめる。その間も視線は離さない。
「ねえさまたち、だめ。ぼくのだから」
「だがなあ、本当にテイムできているのかどうか。その確認が終わるまではだめ――」
「それで、テティ。その翼猫はどうしたのかな?」
父が、困ったような顔でテティウスを見ている。テティウスの膝の上には、ナビーシャが丸くなっていた。長い尾をゆらゆらと揺らしている。
「とうさま、ぼく、テイムしたの」
「テイムしたって……テティウス、普通はそう簡単にできるものではないんだよ」
「だって、できたもん」
テティウスは膨れた。
本で読んだテイムとは違うが、ナビーシャとは確実に絆ができている。契約できているのに違いない。
「猫ちゃぁん……」
「可愛いぃぃ……」
ヘスティアとユスティナは、二人並んでナビーシャを見つめていた。じっと見つめ、手を伸ばし、そしてその手をひっこめる。その間も視線は離さない。
「ねえさまたち、だめ。ぼくのだから」
「だがなあ、本当にテイムできているのかどうか。その確認が終わるまではだめ――」