まるっとおまけな人生だから、今度は好きに生きていいよねっ
今までゆらゆらと揺らされていた長い尾が、父の言葉にぶわぁっと膨れてぴんと立った。
「……アタシが、テティウスとなら契約してもいいって思ったの。文句ある?」
「しゃべった!」
ユスティナとヘスティアの声が綺麗に揃った。普通の翼猫はしゃべらない。驚愕の視線がナビーシャに突き刺さる。
「父上! こいつは、危険な魔物だっ! ユス、ヘス、離れろっ!」
真っ先に剣を抜いたのはアクィラだった。ゼファルスが双子の首根っこを掴(つか)んで、部屋の端まで一気に飛びのく。反射神経がすごい。
「ナビ子しゃんはわるくないもん!」
「ちょっと、その呼び方はやめてって言ったでしょ!」
ナビーシャ・ビビエッタ・コレリー。ナビーシャが自分でつけた名前だと言うが、普段使うには長い。
「……アタシが、テティウスとなら契約してもいいって思ったの。文句ある?」
「しゃべった!」
ユスティナとヘスティアの声が綺麗に揃った。普通の翼猫はしゃべらない。驚愕の視線がナビーシャに突き刺さる。
「父上! こいつは、危険な魔物だっ! ユス、ヘス、離れろっ!」
真っ先に剣を抜いたのはアクィラだった。ゼファルスが双子の首根っこを掴(つか)んで、部屋の端まで一気に飛びのく。反射神経がすごい。
「ナビ子しゃんはわるくないもん!」
「ちょっと、その呼び方はやめてって言ったでしょ!」
ナビーシャ・ビビエッタ・コレリー。ナビーシャが自分でつけた名前だと言うが、普段使うには長い。