まるっとおまけな人生だから、今度は好きに生きていいよねっ
「……劣化もしないしな。たしかに、何があるかわからん。騎士団に相談して、野営の道具を入れるというのはどうだ?」
「あら、いいわね。テントと寝袋ぐらいは入れておこうかしら」
ナビーシャの言葉に、父も真面目な顔になった。野営って、幼児に何をさせるつもりなのだ。
「……やえいはちないよ?」
「何かあった時のためって言ってるでしょ。それに、冒険者になるのも悪くないって言ってたじゃない」
言った。それは確かに言ったけれども!
ここは、剣と魔法のファンタジーワールド。
王宮の外だって見てみたいと言った記憶はあるけれど、いきなり野営の道具を持たせるってどういう了見だ。
こうしてテティウスの収納魔術には当面の課題として、食材や調味料、それに鉄板や寝袋などが収納されることになったのだった。
* * *
「あら、いいわね。テントと寝袋ぐらいは入れておこうかしら」
ナビーシャの言葉に、父も真面目な顔になった。野営って、幼児に何をさせるつもりなのだ。
「……やえいはちないよ?」
「何かあった時のためって言ってるでしょ。それに、冒険者になるのも悪くないって言ってたじゃない」
言った。それは確かに言ったけれども!
ここは、剣と魔法のファンタジーワールド。
王宮の外だって見てみたいと言った記憶はあるけれど、いきなり野営の道具を持たせるってどういう了見だ。
こうしてテティウスの収納魔術には当面の課題として、食材や調味料、それに鉄板や寝袋などが収納されることになったのだった。
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