まるっとおまけな人生だから、今度は好きに生きていいよねっ
「お礼はテティに言って、ゼフ兄様」
「そうそう、テティが考えたんだもの」
「ありがとう、テティ」
「あい」
おやつの時間が終わったら、ゼファルスは公務に赴(おもむ)くらしい。まだ十二歳なのに、王太子殿下は忙しい。
「うん、うまかった。テティ、なかなかやるな!」
「でしょー!」
アクィラが拳をこちらにつきつけてきたので、テティウスも拳を作ってお返しをする。
かつんと拳を打ち合わせたら、アクィラは剣の稽古に行ってしまった。定められている日課の稽古はもう終わってしまったのだが、時間があれば騎士達と剣を振るのが趣味らしい。
「次は何を作ろうかしら、ヘス、何がいいと思う?」
「思いつかない……」
ヘスティアとユスティナは食べ終えた器を放り出して、次に作る魔道具の話。錬金術師と魔道具師がそろっているから、その場で話をすることができて手っ取り早いらしい。
「テティは、何かある?」
「そうそう、テティが考えたんだもの」
「ありがとう、テティ」
「あい」
おやつの時間が終わったら、ゼファルスは公務に赴(おもむ)くらしい。まだ十二歳なのに、王太子殿下は忙しい。
「うん、うまかった。テティ、なかなかやるな!」
「でしょー!」
アクィラが拳をこちらにつきつけてきたので、テティウスも拳を作ってお返しをする。
かつんと拳を打ち合わせたら、アクィラは剣の稽古に行ってしまった。定められている日課の稽古はもう終わってしまったのだが、時間があれば騎士達と剣を振るのが趣味らしい。
「次は何を作ろうかしら、ヘス、何がいいと思う?」
「思いつかない……」
ヘスティアとユスティナは食べ終えた器を放り出して、次に作る魔道具の話。錬金術師と魔道具師がそろっているから、その場で話をすることができて手っ取り早いらしい。
「テティは、何かある?」