まるっとおまけな人生だから、今度は好きに生きていいよねっ
いつもの大きさに戻ったナビーシャは、前足で顔を洗いながら説明してくれた。
時々、迷宮が別の迷宮と繋がることがあるらしい。例は少ないのだが、まったく迷宮ではない場所に繋がってしまうこともあるのだとか。
たぶん、今回は城の扉を開いた場所に繋がった。つながったのは一瞬だけだから、落ちてきた穴が見当たらないのではないかと言うのがナビーシャの推測だった。
そのレアケースにテティウスは巻き込まれてしまったというわけだ。間が悪いというか運が悪いというか。
「なんで、おうきゅうにつながったの?」
「うーん、たぶん、だけど。この迷宮、魔力が欲しいんじゃないかしら?」
「え? まりょく?」
「ええ。アタシもよく知らないんだけど、時々迷宮が魔力を必要とすることがあるらしいのよね」
時々、迷宮が別の迷宮と繋がることがあるらしい。例は少ないのだが、まったく迷宮ではない場所に繋がってしまうこともあるのだとか。
たぶん、今回は城の扉を開いた場所に繋がった。つながったのは一瞬だけだから、落ちてきた穴が見当たらないのではないかと言うのがナビーシャの推測だった。
そのレアケースにテティウスは巻き込まれてしまったというわけだ。間が悪いというか運が悪いというか。
「なんで、おうきゅうにつながったの?」
「うーん、たぶん、だけど。この迷宮、魔力が欲しいんじゃないかしら?」
「え? まりょく?」
「ええ。アタシもよく知らないんだけど、時々迷宮が魔力を必要とすることがあるらしいのよね」