夙夜夢寐

「……ほんとに？私クラスで浮いてるのに」


「浮いてるとかって関係なくない？私は普通に夏葵ちゃんと話してみたかったの！」


私の気持ちを伝えると夏葵ちゃんは少し震えながらありがとう、と言ってくたれた。


「なーお前、男と女で態度違いすぎじゃね？俺らにはもっと冷たかったのに…てか、早く下っ端のやつらに自己紹介しよーぜ」


……久石くんはストレートに言ってしまうタイプなんだね。

まぁ別に夏葵ちゃんともめっちゃ仲良くしたいってわけじゃないし。

でも多少は明るくいないと心配させちゃうから、胡桃たちに。

私は人間が嫌いだから。


「早く自己紹介しよ」


久石くんのことは全部無視して広場的な場所に移動した。



……これで最初の部分に繋がるわけ。