夙夜夢寐
ゆっくりなペースで歩いてた私は今日も待ち合わせに遅刻。
「彩葵!おはよ、今日も1段と眠そうだね」
「おはよう、胡桃。なんか今日は変な夢を見てた気がする」
「そうなの!?大丈夫?体調悪かったりしない?」
……そんなこと全く気にしてないみたい。
もう慣れちゃったのが現状だろうね。
浪華 胡桃 (naniwa kurumi)。
高校3年生。
この学校で私が1番心を許してる友達。
「彩葵!本当に起きてるー?大丈夫ー?」
「ごめんね、起きてる。考え事してただけ」
胡桃は心配性、ほんとに。
めんどくさくなる時もあるし。
「今日は帰りに遊びに行こう」
「ほんとう!?やった!どこ行く〜?」
ん〜…と悩み始めた胡桃はしばらくはなにもしゃべらなかった。
そしてそのまま学校についた。